中小企業・小規模事業者の DX 推進を後押しする「IT導入補助金2025」

「ウチの会社でも対象? いくら補助される? 何を準備すればいい?」――その疑問を 5 分で解決できるガイドを用意しました。

💻最大 450 万円(補助率 1/2〜4/5)で IT ツール導入を後押し
📝申請は IT導入支援事業者 と共同でオンライン申請
⏰次の締切:2025/6/16(月)17:00 ─ 早めの逆算行動がカギ
おすすめ度 | |
難易度 | 4 |
人気度 | |
利用シーン | ITツール導入 |
対象者 | 中小企業 |
IT導入補助金とは

IT導入補助金とは何に使える、どんな補助金なのか?まずは 制度の目的・仕組み・対象経費 を押さえましょう。
目的:DX・業務効率向上で生産性を底上げする
仕組み:あなた(補助事業者)+IT導入支援事業者が「共同事業体」となり電子申請
引用元:https://it-shien.smrj.go.jp/about/

対象経費:ソフト購入/クラウド利用(最長2年)/導入サポート等
👉ハード(PC・レジ等)はインボイス枠ほか一部のみ対象
制度の骨格をつかめたところで、「結局いくら補助されるのか」 を具体的に見ていきましょう。
IT補助金 補助枠・補助額早見表

枠が複数あるため、まずは 補助率・上限額・対象ツール を一覧で比較し、自社に最適な枠を選びましょう。
申請枠 | 主な導入ツール | 補助率 | 補助額上限 | ポイント |
---|---|---|---|---|
通常枠 | 汎用/業務プロセスソフト | 1/2(賃上げで2/3) | 5万〜150万円/150万〜450万円 | クラウド利用料・ 機能拡張・コンサル等も可 |
インボイス枠(対応類型) | 会計・受発注・決済+PC等 | 3/4(小規模4/5)※50万超は2/3 | 50万以下/〜350万円 | ハード補助率1/2 |
インボイス枠(電子取引類型) | 受発注クラウド | 中小2/3・その他1/2 | 〜350万円 | クラウドは無償アカウント付与必須 |
セキュリティ対策推進枠 | お助け隊サービス | 小規模2/3・中小1/2 | 5万〜150万円 | サービス2年分可 |
複数社連携枠 | 会計+受発注+決済等 | ソフト3/4(小規模4/5)/2/3、ハード1/2 | 50万×人数(上限3,000万) | 専門家謝金も対象 |
※補助額の細かな違いや対象外となるケースなど、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。➡公式サイトリンク
枠の目星がついたら、「いつ申し込むか」 を押さえて逆算準備を始めましょう。
2025 年度スケジュール(締切厳守)

補助金は締切厳守。期日を把握しないと不採択以前に「申請無効」です。今回の締め切りが間に合わない場合、次回に備えて今から準備しないとまた、期日が過ぎます!ご注意を

手続き | 日程 |
---|---|
交付申請締切 | 2025/6/16(月)17:00 |
交付決定(予定) | 2025/7/24(木) |
事業実施期間 | 決定〜2026/1/30(金)17:00 |
実績報告期限 | 2026/1/30(金)17:00 |

昨年度は年に7回、IT補助金の募集がありました。
TIP:締切直前はポータルが混雑。前倒し申請で―安心感―を確保しましょう。
スケジュールをカレンダーに落とし込めたら、次は 申請準備に必須の登録手続き を確認です。
IT補助金申請に絶対必要!必ず済ませる 3 つの登録

補助金申請に絶対必要なものがあります!期限までまだ余裕!では済まないですよ
申請書を書き始める前に、“土台”となる3ステップ を終えていないと先へ進めません。
手続き | 所要目安 | 補足 |
---|---|---|
🔗GビズIDプライム取得 | 10〜14日 | 郵送審査 |
🔗SECURITY ACTION★宣言 | 即日〜3日 | IPAサイトで無料 |
🔗IT導入支援事業者選定 | 1〜2週間 | 見積取得・要件確認 |
この 3 点をクリアすれば、いよいよ 申請フローの実作業 に入れます。
IT補助金申請方法
ここからは 実際の申請工程 をステップごとに追っていきます。
引用元:https://it-shien.smrj.go.jp/applicant/flow/

※複数社連携IT導入枠については、申請フローが一部異なります。


流れを俯瞰できたら、次章で 採択率を上げるコツ を押さえましょう。
加点措置/採択率アップのコツ

同じ申請でも “加点” を取るか否か で結果が分かれます。
賃上げ計画:最低賃金+50円を3か月以上→補助率UP+審査加点
クラウド or インボイス対応ツール:データ連携性が高いと加点
地域未来投資促進法の承認や 専門家活用計画 もプラス評価
書類不備ゼロ:見積・契約書・領収書は電子データで即保存

採択率を高めたら、 NG 行為 を避けることが大切です。
申請時の NG 例 & 回避策

書類不備やフライング発注 は不採択や返還の原因になります。
よくあるミス | なぜ NG? | 改善策 |
---|---|---|
交付決定前に発注・支払 | 全額補助対象外 | 見積段階でストップし、決定通知後に発注 |
ハードのみ申請(通常枠など) | 要件未達で不採択 | インボイス枠などハード可の枠を選択 |
証憑不足(領収書や導入レポート欠落) | 実績報告で差戻し | 導入時に書類一式をクラウド共有 |
プロセス要件未達 | 1プロセス未満ソフトは対象外 | IT導入支援事業者に事前確認 |

NG を回避したら、最後に 想定される質問 を整理しておきましょう。
個人事業主は申請できる?パソコンだけIT補助金もらえる?
公式 FAQ から特に質問が多い項目を抜粋しました。
Q. 個人事業主も申請できますか?
A. はい、申請できます。確定申告書Bや開業届などの所定書類が必要です。(※IT導入補助金2025 公募要領より)
Q. 既存ソフトのアップグレードは対象ですか?
A. はい。「登録ITツール」の機能拡張・アップグレードとして申請すれば対象になります。
Q. インボイス枠でPCだけ買えますか?
A. いいえ、ハード(PCやPOSレジなど)のみの申請は不可です。必ず対象ソフトウェアとセットで申請する必要があります。(※デジタル化基盤導入類型の補助要件より)

疑問が解決したら、今日から準備スタート です。
まとめ
・締切から逆算し、今週中に GビズID 申請(今回間に合わなくても次回すぐ応募できるように)
・IT導入支援事業者へ 見積依頼(複数社比較推奨)
🔗 補助金制度の詳細リンクはこちら
補助枠ごとの公募要領・スケジュール・FAQが公式サイトごとに整理されています。

IT導入補助金 を味方につけて DX を一歩前へ。準備は早いほど有利です。行動あるのみ!